特集 卒後臨床研修の必修化を控えて
【研修病院の準備状況】
研修病院の準備状況―日本大学の場合
福澤 正洋
1
,
水谷 智彦
2
,
堀江 孝至
3
1日本大学医学部外科学講座外科1部門
2日本大学医学部内科学講座神経内科
3日本大学医学部内科学講座内科1部門
キーワード:
管理型臨床研修病院
,
協力型臨床研修病院
,
内科系プログラム
,
外科系プログラム
,
3次救急医療
Keyword:
管理型臨床研修病院
,
協力型臨床研修病院
,
内科系プログラム
,
外科系プログラム
,
3次救急医療
pp.444-446
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100612
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平成16年4月1日からの卒後臨床研修必修化に向けた準備として,日本大学医学部では,平成13年10月に臨床研修カリキュラム検討委員会を学内に設置した.委員会の構成は,コアカリキュラムになる可能性のある内科,外科,小児科,産婦人科,救急医学,精神科の部長,および日本大学医学部付属病院の3病院長,さらに整形外科,眼科の部長を加えて15名とした.当初はコアカリキュラムが厚生労働省では正式には決定していなかったため,とりあえず外科系プログラムと内科系プログラムの2つを設置すること,3付属病院を統合したカリキュラムを作成すること,2年間でのコアカリキュラムは60%程度とすることとして検討を開始した.
検討の経過中に「新たな医師臨床研修制度の在り方について(案)」が平成14年10月付で厚生労働省より出され,これまでの検討結果とその指針を踏まえてカリキュラムを作成してきた.
本稿は,これまでの日本大学医学部での初期臨床研修カリキュラムの進行状況について述べる.
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