患者の論理・医者の論理(新連載/第1回)
鼎談―連載「患者の論理・医者の論理」への助走
名郷 直樹
1
,
新保 卓郎
2
,
尾藤 誠司
3
1(社)地域医療振興協会横須賀市立うわまち病院臨床研修センター
2京都大学医学部附属病院総合診療科
3国立病院東京医療センター総合診療科
pp.381-387
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100599
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尾藤(司会) 本日は,日本の臨床疫学に関しては草の根時代から真摯に取り組んでこられた新保先生と,EBM界のスーパースターの名郷先生に囲まれて,たぶんに緊張しており,暴走などすることもあるかもしれませんが,よろしくお願いいたします.
今日のテーマは「患者の論理・医者の論理」ということで,EBMと一見関係なさそうに思えますが,EBMをやっていくとどうしてもここは避けて通れないというところであり,このことは最近多くの方々が感じておられることだと思います.まず,EBMというものがマクマスターから発信されて,日本でも大変ポピュラーなものになってきているわけですが,感慨も含めて,その点はいかがでしょうか.
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