特別寄稿
大いなる助走—アメリカ看護留学に向かって
北野 敬子
1
1大阪簡易保険総合検診センター
pp.787-789
発行日 1988年8月1日
Published Date 1988/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923151
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アメリカヘ留学するぞ！
「婦長さん，私アメリカへ勉強に行きます！」こう宣言して4年が過ぎた．
その頃の私は，卒後4年目で小児病棟の新人教育を担当していた．看護学校で促成栽培されて病棟へ送り出された新人たちを計画的に指導するのだが，病棟の忙しさなどから技術面を重視したプログラムになってしまう．そして，即戦力となることを期待してしまう．新人たちは科学的理論が伴わない不安と不満をグチにして私に投げ掛ける．それに加え，経験年数が増すと高度な看護を要求される．
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