連載 宮子あずさのサイキア=トリップ・13
永遠なる助走の哀しみ
宮古 あずさ
pp.74-75
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900256
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十月一九日付の日経新聞の夕刊で、ちょっと考えさせられるコラムを読みました。執筆者は京大教授の竹内洋氏。彼によれば、社会人対象の試験は不合格になった人からの不満の申し立てが非常に多く、合否が決したあとの対応が大変だそうです。
この現状から彼は、社会人入試について、「十八歳という年齢に競争が集中する『期間限定競争』からくる息苦しさ」を緩和するものとして評価しながらも、以下のような問題提起をしています。
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