患者の論理・医者の論理(第3回)
医師の論理を変えてしまえ!
名郷 直樹
1
1横須賀市立うわまち病院臨床研修センター
pp.547-549
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100641
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自分の論理なんてものは,今すぐにでも変えられる.そんな気がする.ただ大多数を占める論理が変わるためには,長い年月を要する.年月だけでは変わらないかもしれない.第一,脳みそ自体は今も昔もほとんど変わっていない.
ここでは,今すぐにでも変えてしまいたい医師の論理について,架空の医療機関での出来事になぞらえながら,考えてみたい.そして,今の医療を変えるために,いつかではなく,今できることは何か,それを明らかにしたい.
「すべては脳の中で起きることである」,今の自分は,その1つの考えにとりつかれてしまっているのかもしれない.しかし,この考えにとりつかれたままで,この原稿を最後まで書ききること,それが今日の目標である.
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