増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて
Ⅲ.術中合併症とその対処
血管損傷
内藤 克輔
1
Katsusuke Naito
1
1山口大学医学部泌尿器科
pp.245-249
発行日 2001年3月30日
Published Date 2001/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903224
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1 はじめに
手術をスムーズに進め,出血を最小限にとどめるには,術者は手術対象臓器の機能と発生,隣接臓器を含めた局所解剖に熟知する必要がある。特に血管の分布を術前に知ることは重要である。また,手術前には必ず手術書に目を通し,術後には術前に予測できなかった所見などを簡単に書きとどめる習慣をつけることにより,血管損傷などの合併症を減少させ,その対処もスムーズになる。
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