増刊号特集 泌尿器科画像診断
Ⅴ.新しい画像診断
MRアンギオグラフィー
津田 恭
1
,
嗚海 善文
1
,
村上 卓道
1
,
高橋 哲
1
,
金 東石
1
,
中村 仁信
1
Kyo Tsuda
1
1大阪大学医学部放射線科
pp.396-401
発行日 1999年3月30日
Published Date 1999/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902637
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1 MRアンギオグラフィーの概念と分類
MRアンギオグラフィーは血管を画像化する方法(vascular imaging)の一手法である。従来の血管造影と異なりカテーテルを用いる必要がなく,その侵襲性の低さから,注目されてきた。MRIでは,血流などの流体からの信号と静止部位からの信号は異なることを利用し,無侵襲で血管を画像化できる。また,造影剤を経静脈性に投与することによって,より良好なコントラストで血管像を得ることも可能である。このようなMRIを用いた血管系の形態の画像化手法の総称が,MRアンギオグラフィー(MR angiography)である。
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