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特集 心臓の大きさ
アンギオグラフィーによる心臓の計測
Measurement of cardiac volume by angiograpby
鈴木 紳
1
Shin Suzuki
1
1東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所
1Heart Institute of Japan, Tokyo Women's Medical College
pp.261-273
発行日 1981年3月15日
Published Date 1981/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203734
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現在,非観血的方法による心臓の,特に心房・心室の計測が広く普及している。これらは患者の苦痛が少いことや,くり返し検査をすることが可能であるなど種々の利点をもっている。確かに,心電図,胸部レ線写真,心エコー図等の組み合わせにより心房・心室の大きさはかなりの程度まで計測可能と思われるが,いまだこれらの比較対照としてはアンギオグラフィーによる計測値が用いられており,その精度のみならず,シネアンギオにより機能評価も可能であることから,アンギオグラフィーは決して無用のものとはなりえないと思われる。そこで,ここではアンギオグラフィーによる計測の方法,測定上の問題点,各疾患による大きさの変化等について論じ,本稿の目的とさせていただくことにする。
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