増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準
4.網膜・硝子体疾患
1)検査
OCTアンギオグラフィ
間瀬 智子
1
,
石羽澤 明弘
1
1旭川医科大学眼科学教室
pp.209-217
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212909
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ここが変わった!
以前の常識
●網脈絡膜の微小循環障害を詳細に捉えるには蛍光眼底造影検査(FA・IA)が必須である。
●造影剤の動態(流入遅延や蛍光漏出,蛍光貯留など)から,無灌流領域や新生血管などの診断を定性的に行う。
現在の常識
●OCTAは,無灌流領域や異常血管の有無を非侵襲的に毛細血管レベルで捉えることができ,定量的評価も可能である。
●OCTAは層別解析を可能とし,血管の描出される深さや形態から性状を判断する。
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