病院めぐり
長野赤十字病院泌尿器科
天野 俊康
pp.622
発行日 1998年7月20日
Published Date 1998/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902386
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1998年2月の長野は,第18回冬季オリンピックに明けくれました。金メダル5個,銀メダル1個,銅メダル4個と各種目での日本選手の活躍もあり,当初の盛り上がり不足という懸念も払拭され,無事終了いたしました。長野市といえば善光寺さん,1997年4〜5月には7年に一度の御開帳も行われ,多くの善男善女が参拝されましたが,今回のオリンピックではまさに世界各地から様々な方々が大勢来られ,「ここは本当に長野なのかな?」と思わずわが目を疑ってしまいました。新幹線も開業し,長野駅も整備されました。その長野駅から南へ約2km,日赤行きシャトルバスに乗車して約10分で長野赤十字病院に到着します。
当院は,明治8年に長野県公立病院として設立され,明治31年に長野市立病院,明治37年に日本赤十字社長野支部病院,昭和18年より長野赤十字病院となり,昭和58年10月1日より千曲川の支流犀川のほとり,現在の長野市若里の地で診療をしています。オリンピックの際,当院はオリンピック病院に指定され,オリンピック対応外来,IOCホテル医務室,アイスホッケー会場のビッグハットとフィギュア・ショートトラック会場のホワイトリングの医務室の勤務を担当しました。さらに,他の会場からも処置が必要な場合は続々と当院に搬送され,その上,一般観客の方々も予想以上に来院され,多忙を極めた16日間でした。
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