病院めぐり
姫路赤十字病院泌尿器科
小川 隆義
pp.653
発行日 2002年7月20日
Published Date 2002/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903592
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姫路市は兵庫県の南西部に位置し,羽柴秀吉,池田輝政により築かれた国宝姫路城(白鷺城)を中心に発達した城下町であり,人口は現在約48万人とされています。また周辺には飾磨郡,神崎郡,宍粟郡,佐用郡などを配し,医療対象人口は約60万人と考えられています。
当院の歴史は古く,明治41年,兵庫県より日本赤十字社への県立病院の寄贈により発足しました。全国92の赤十字病院の中でも8番目の病院とされています。発足当時は内科,外科,眼科のみでしたが,婦人科,耳鼻咽喉科などを増設し,平成7年より現在の15診療科体制となっています。建物の老朽化,駐車場不足などの問題から,平成13年11月にこれまでの龍野町より約4km西の夢前川沿い下手野に移転し,敷地面積約23,000m2,地上9階建て,503床の新病院となりました。病院は平成7年の阪神淡路大震災の教訓を生かし,屋上ヘリポート,救急患者受け入れのための広いエントランスホール,救急外来の設置など西播磨地域の災害救護拠点となりうるように,様々な工夫がなされています。
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