増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋
疾患別薬剤投与プロトコール
内分泌疾患
クッシング症候群
金子 尚嗣
1
,
中田 瑛浩
1
1山形大学医学部泌尿器科
pp.178-179
発行日 1993年3月30日
Published Date 1993/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900897
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コルチゾールの慢性的過剰分泌によって生じる症候群を総称してクッシング症候群と呼び,病因により表1のように分類される1)。通常,泌尿器科医が遭遇するのは副腎皮質腺腫(adenoma),癌(carcinoma),原発性結節性異形成(primarymicronodular dysplasia)および結節性過形成(macronodular hyperplasia)である。本稿では紙面も限られており,副腎性(ACTH非依存性)クッシング症候群のコルチゾール過剰症状に対する薬物療法について述べる。ACTH分泌抑制剤については文献を参照されたい1,2)。
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