増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋
疾患別薬剤投与プロトコール
感染症
膀胱炎
広瀬 崇興
1
1札幌医科大学泌尿器科
pp.111-113
発行日 1993年3月30日
Published Date 1993/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900863
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はじめに
膀胱炎は臨床経過により急性と慢性に,また尿路の基礎疾患(尿流停滞,腫瘍,結石,異物など)の有無により単純性と複雑性に分類される。しかし,臨床的には女性に多い急性単純性膀胱炎と中高齢者に多い慢性複雑性膀胱炎が主体を占める。また症状は急性単純性膀胱炎では排尿時痛,頻尿,残尿感,血尿などであるが,慢性複雑性膀胱炎では症状は軽度で排尿時不快感,残尿感,下腹部不快感などのほか無症状の場合も多い。
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