治療のポイント
膀胱炎
後藤 薫
1
1岐阜医大泌尿器科
pp.1185-1187
発行日 1964年11月10日
Published Date 1964/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200558
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はじめに
膀胱炎は頻尿,排尿痛および尿混濁(膿尿時に血尿)という三主徴によつて簡単に診断され,治療も容易なありふれた疾患と考えられているが,健常な膀胱に感染をおこすことは困難であり,多くは炎症をおこす何らかの基因を有している。したがつて膀胱炎の診断,治療には,その原因疾患の探究にぜひ留意していただきたく,この留意がすなわち,膀胱炎治療のポイントともなり得るので,以下その概要を述べる。
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