特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
7.腎・尿路系
膀胱炎
小川 秋實
1
,
平林 直樹
1
1信州大学医学部泌尿器科
pp.857
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209414
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□基本事項
1)急性膀胱炎があるときは,緊急手術を除き,外科手術は避ける.多くの場合は薬物療法で1週間以内に改善するので,その後に手術を行う.
2)慢性膀胱炎は,膀胱に結石,腫瘍,残尿,結核などがあって生じるもので,薬物療法では改善することは少なく,耐性菌感染をもたらすだけのことが多い.
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