増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋
進歩と新しい展開
人工腎臓/灌流液の進歩
大島 直
1
,
東間 紘
1
1東京女子医科大学泌尿器科
pp.31-36
発行日 1993年3月30日
Published Date 1993/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900832
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人工腎臓の進歩
1940年代に人工腎臓が臨床応用されてから約50年経過した今,透析療法は腎不全の治療になくてはならないものとなり,さらに発展して血液浄化法としてさまざまな治療法が考案されている。
1991年の統計では透析患者は116,000人,透析施設は2,385施設にもおよび,人工腎臓の台数は約46,000台で前年に比べ112%の増加となっている。また腹膜透析を施行されている患者も5,400人に及んでいる1)。
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