今月の臨床 いまさら聞けない 体外受精法と胚培養の基礎知識
胚培養の実際
胚培養液の進歩
宇津宮 隆史
1
1セント・ルカ産婦人科
pp.356-364
発行日 2019年4月10日
Published Date 2019/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209625
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●培養液は当初,体細胞培養液を改良して作製され,無機塩類とグルコースが主体であり,その後,アミノ酸やキレート剤が添加された.
●胚の成長に合わせたsequential mediumと胚の選択吸収に任せたsingle mediumが作製され,効果は同等であり,その長短を理解して選ぶべきである.
●ヒト卵管内液の分析に基づいた新しい培養液が日本卵子学会主導で開発され,実用化された.従来の培養液に比べ,その成績は良好である.
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