病院めぐり
高松赤十字病院泌尿器科
湯浅 誠
pp.532
発行日 1992年6月20日
Published Date 1992/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900620
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高松市は古くから四国の玄関口として発展してきましたが,瀬戸大橋の開通以来,四国の中核都市としての重要性はますます大きくなっています.
高松赤十字病院はこの高松市の中心にあり,1907年に創立された県下で最も古い歴史を持つ総合病院です.泌尿器科は1969年に皮膚泌尿器科から独立する形で創設されました.当初一人医長でスタートしましたが,1975年に故今川章夫先生が赴任されて以来急激な発展をとげ,今では常勤医7名の大所帯となりました.今川先生は以後1990年9月に急逝されるまで15年の長きにわたり部長として当科の発展に尽力され,当時まだ充分な理解がされていなかった泌尿器科の啓蒙,発展に努めると共に,腎疾患治療のための総合的なセンターを設立するために最大の努力をはらってこられました.今川先生が赴任された頃は,やっと常勤医2名となった時で,泌尿器科の専用病床もわずかに7床でしたが,1976年に透析室が設立され常勤医3名の体制となり,1978年には37床の泌尿器科専用病棟が創設され常勤医4名となりました.
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