病院めぐり
大宮赤十字病院泌尿器科
東 四雄
pp.267
発行日 1993年3月20日
Published Date 1993/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900822
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大宮市は,東京の北30kmに位置し,埼玉県の商業,交通の中心都市です。大変活気のある賑やかな街で,最近は高層ビルの建築が続き,益々都市化が進んでいます。当院は昭和9年に日本赤十字社埼玉支部療院として発足し,昭和22年に大宮赤十字病院と改称されました。620床からなる地域の中核病院で,大宮駅から徒歩12分,国道17号線に面した交通便利な場所にあります。泌尿器科は東京医科歯科大学の関連施設で,1972年に大和田文雄部長(1967年卒)の着任以来年々発展を続け,途中斉藤隆部長を経た後,現在大和田,東四雄部長(73年卒),藤井靖久(88年卒),有澤千鶴(90年卒)の4人体制になっています。病床数が25床と比較的少ないため常に満床が続いていますが,看護婦不足のため増床がならず,入院の回転を上げてしのいでいる状態です。
外来は基本的に2診制で,1991年の外来患者数は新患2952名,再来13473名,入院患者数は340名でした。手術は水,金の朝からで,1991年は319件(外来手術は除く)行っています。内訳は腎摘除術12例(腎癌9例含む),腎尿管全摘除術5例,膀胱全摘除術11例,前立腺全摘除術1例等の開創手術のほか,TUR-Bt(生検含む)70例,TUR-P 60例,PNL 3例と多くの内視鏡手術をこなしております。
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