画像診断
腎細胞癌と鑑別の難しかった腎周囲膿瘍の1例
中田 誠司
1
,
栗原 寛
1
1伊勢崎市民病院泌尿器科
キーワード:
画像診断
,
腎腫瘍
,
腎周囲膿瘍
Keyword:
画像診断
,
腎腫瘍
,
腎周囲膿瘍
pp.163-165
発行日 1992年2月20日
Published Date 1992/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900537
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患者 49歳,女性.
主訴 右背部痛,右背部腫瘤,倦怠感,高血糖.
既往歴・家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 糖尿病にて某病院に入院していた.右背部,下腹部に腫瘤を触れるためCTを施行したところ,右腎より背筋にいたる腫瘤がみられ(図1),右腎腫瘍の疑いにて当科入院となった.
現症 体温37.3℃.右背部に発赤,圧痛をともなった隆起性の腫瘤がみられた.一部にやわらかい部分もあった.検査所見 白血球6100/mm3.CRP9.14mg/dl.赤沈82mm/h.血糖332mg/d1.
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