画像診断
陰嚢内におよぶ巨大膀胱ヘルニア
坂口 幹
1
,
山下 修史
1
,
斉藤 泰
1
1長崎大学医学部泌尿器科学教室
pp.79-82
発行日 1991年1月20日
Published Date 1991/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900248
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患者 53歳,男性.
職業 船員(通信士).
主訴 左鼠径部から陰嚢内の腫瘤.
家族歴 特記事項なし.
現病歴 45歳頃より頻尿を自覚し,近医を受診.前立腺肥大症の診断にて,薬物の投与により保存的に治療.50歳頃,左鼠径部の腫瘤に気づき,52歳ごろより尿意を我慢すると腫瘤が大きくなり,排尿後には小さくなることを自覚していた.1989年5月19日当科入院.
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