特集 隆起する皮膚疾患
臨床例
陰嚢部巨大verruciform xanthoma
武藤 文之介
1
,
端本 宇志
,
藤本 典宏
,
佐藤 貴浩
1防衛医科大学校 皮膚科学教室
キーワード:
陰嚢
,
結紮
,
鑑別診断
,
生殖器疾患-男性
,
扁平上皮癌
,
免疫組織化学
,
黄色腫-ゆうぜい型
Keyword:
Carcinoma, Squamous Cell
,
Diagnosis, Differential
,
Genital Diseases, Male
,
Immunohistochemistry
,
Ligation
,
Scrotum
pp.511-514
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014259167
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<症例のポイント>verruciform xanthomaは陰部、口腔内に好発する表面疣贅状で有茎性の無症状の腫瘤である。病理組織学的には、真皮乳頭層内に泡沫細胞が浸潤していた。自検例は、陰嚢部verruciform xanthoma本邦報告例の中で最大であり、唯一、動脈流入を確認できた。全摘してから再発していない。
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