特集 これだけは知っておきたい! 泌尿器科診療でも活きる腎臓内科の必須知識
〈慢性腎臓病の管理〉
保存期腎不全におけるCKD-MBD管理
渡邉 周平
1
,
藤井 秀毅
2
1神戸市立医療センター西市民病院腎臓内科
2神戸大学大学院医学研究科腎臓内科/腎・血液浄化センター
キーワード:
リン
,
カルシウム
,
副甲状腺ホルモン
,
血管石灰化
,
心血管疾患
Keyword:
リン
,
カルシウム
,
副甲状腺ホルモン
,
血管石灰化
,
心血管疾患
pp.1014-1019
発行日 2022年12月20日
Published Date 2022/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207710
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▶ポイント
・慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)は「検査値異常」「骨代謝異常」「血管・軟部組織石灰化」が独立して,もしくはそれぞれが組み合わさって起こる全身疾患であり,保存期腎不全の時点からの管理が重要である.
・CKD-MBDに伴う心血管疾患は複数の機序が関与しており,多彩で重篤な症状を呈する.
・CKD-MBDの治療では1つの異常のみに着目せず総合的に全身の管理を行うことが重要である.
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