特集 骨ミネラル代謝と疾患
CKD-MBDにおけるマグネシウム
大矢 昌樹
1
,
園生 智広
,
重松 隆
1和歌山県立医科大学 腎臓内科学講座
キーワード:
Magnesium
,
血液透析
,
骨疾患-代謝性
,
骨密度
,
糸球体濾過率
,
副甲状腺ホルモン
,
培養細胞
,
リスク
,
吸着剤
,
慢性腎臓病
,
血管石灰化
Keyword:
Cells, Cultured
,
Bone Diseases, Metabolic
,
Glomerular Filtration Rate
,
Renal Dialysis
,
Parathyroid Hormone
,
Risk
,
Bone Density
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Vascular Calcification
,
Magnesium
pp.39-44
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2017161097
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
マグネシウムは生体内において4番目に多い陽イオンであり,300以上の酵素活性化,輸送過程,蛋白,DNA,RNA合成に重要な役割を担っている.近年,健常人での心血管予後リスクとしてのマグネシウム欠乏が報告され,CKD患者でもマグネシウムの重要性が多く報告されるようになり,CKD-MBDとの関連性も注目を集めるようになってきた.ここでは,マグネシウムと副甲状腺ホルモンおよび血管石灰化,予後との関連性に関して述べる.
Copyright © 2017, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.