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編集後記
小島 祥敬
pp.546
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206967
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新型コロナウイルス騒ぎで,学生の講義にも大きな影響を及ぼしています.本学でも,4月からオンライン講義となりました.私自身,4月に連続3コマの泌尿器科の講義を担当しましたが,目の前に聴衆がいない講義はとても難しいものです.直に相手の顔が見えないので,相手の表情を窺いながら講義ができず,学生の反応がわかりません.通常なら講義に興味を惹かせるために,さまざまなネタを仕込んで笑いをとる努力をするのですが,ウケているかどうかわからないオンライン講義では,そんなネタさえ披露できません.
厚生労働省は,新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ,今後日常生活の中で取り入れるべき「新しい生活様式」を公表しました.その実践例は,①一人ひとりの基本的感染対策,②日常生活での基本的生活様式,③日常生活の各場面別の生活様式,④働き方の新しいスタイルの4つの大項目に分けて具体的に示されています.特に④働き方の新しいスタイルでは,テレワークやローテーション勤務,会議や名刺交換はオンラインで行うなど,SNSを活用した効率的な労働体系を推奨しています.確かに今回の騒ぎで,「不要不急」の会議が多いということが浮き彫りになったことは否めません.一方,先日オンライン会議を経験しましたが,微妙な空気感が読めないため,本質的な意見交換ができなかったような気がします.
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