小さな工夫
尿道内ステント留置患者への経尿道的カテーテル留置法
山本 秀伸
1
1札幌東徳洲会病院泌尿器科
pp.1065
発行日 1991年12月20日
Published Date 1991/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900499
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心疾患等の全身性合併症を有する前立腺肥大症患者への非侵襲的治療として,最近,尿道内ステント留置術が注目されてきており,良好な成績が散見されるようになった.現在,本邦で市販されている尿道内ステントでは,ポリウレタン製で両端がマレコー型になっている,外径が16Fのものが一般的である.
尿道内ステント留置患者では,術後評価として,残尿測定や膀胱造影を施行したい時など,導尿が必要な場合,経尿道的カテーテル挿入や留置は,困難であると思われがちだが,簡単な工夫で,思ったよりも容易に施行できるので紹介する.
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