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特集 エキスパートが語る! 腹腔鏡下手術の落とし穴と対処法
〈術中合併症を回避するための方法と対処法〉
開腹手術への移行の判断と実際:副腎・腎摘除術におけるポイント
Transabdominal laparoscopic partial nephrectomy
小林 泰之
1
Yasuyuki Kobayashi
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器病態学
キーワード:
腹腔鏡下副腎摘除
,
腹腔鏡下腎摘除
,
開腹移行
Keyword:
腹腔鏡下副腎摘除
,
腹腔鏡下腎摘除
,
開腹移行
pp.880-883
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205801
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▶ポイント
・手術を行ううえで最も大事なことは,「安全にかつ,確実に目的を達成する」ことであり,緊急事態の際にはそのリカバリー処置に関しては最もよいと思われる方法を選択することである.
・緊急時にまず行うことは,リカバリー処置でなく,事態が悪化していくスピードをできる限り遅くし,安定してコントロールされた状態にもっていくことが大切である.
・緊急時の最適なリカバリー処置は,開腹とは限らない.鏡視下で対応したほうがよい症例も多く,開腹移行の判断は慎重にするべきである.
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