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特集 エキスパートが語る! 腹腔鏡下手術の落とし穴と対処法
〈術中合併症を回避するための方法と対処法〉
臓器損傷を回避するための注意点:前立腺全摘除術における腸管損傷
Management of colorectal injury after radical prostatectomy
濵﨑 務
1
,
近藤 幸尋
1
Tsutomu Hamasaki
1
,
Yukihiro Kondo
1
1日本医科大学付属病院泌尿器科
キーワード:
前立腺全摘除術
,
小腸損傷
,
直腸損傷
Keyword:
前立腺全摘除術
,
小腸損傷
,
直腸損傷
pp.875-879
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205800
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▶ポイント
・前立腺全摘除術における腸管損傷は一定の確率で起こりうる合併症として常に念頭に置き手術に臨む必要がある.
・術中認識できない腸管損傷は熱損傷によることが多く前立腺尖部から尿道後面と直腸の間の剝離にはhot deviceを使用すべきでない.
・術中認識できた腸管損傷は確実な二層縫合にて修復でき,多くの場合人工肛門造設は不要である.
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