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特集 エキスパートが語る! 腹腔鏡下手術の落とし穴と対処法
〈術前プラニングの注意点〉
経腹膜アプローチか後腹膜アプローチか?判断のポイント:副腎・腎手術
Transperitoneal approach or retroperitoneal approach : clinical criterion for adrenal/renal surgeries
宮川 康
1
,
木内 寛
1
,
野々村 祝夫
1
Yasushi Miyagawa
1
,
Hiroshi Kiuchi
1
,
Norio Nonomura
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科学)
キーワード:
経腹膜アプローチ
,
後腹膜アプローチ
,
鏡視下手術
Keyword:
経腹膜アプローチ
,
後腹膜アプローチ
,
鏡視下手術
pp.840-843
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205794
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▶ポイント
・鏡視下副腎手術では,臓器のオリエンテーションがつけやすく,視野も良好な経腹膜アプローチを原則として選択する.
・鏡視下腎手術では,早く腎動脈,腎静脈に到達できること,比較的術後の回復が早いことから後腹膜アプローチが推奨される.
・最終的には,肥満や腹部臓器の手術の既往などの患者条件,腫瘍の大きさ,位置や周囲への浸潤,リンパ節転移の有無や術者の技量により,臨機応変にアプローチを決定するべきである.
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