Japanese
English
専門医のための泌尿器科基本手術
副腎摘除術:経腹膜到達法
Open transperitoneal adrenalectomy
宮川 康
1
,
福原 慎一郎
1
,
野々村 祝夫
1
Yasushi Miyagawa
1
,
Shinichiro Fukuhara
1
,
Norio Nonomura
1
1大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科学)
キーワード:
副腎腫瘍
,
副腎摘除術
,
経腹膜到達法
Keyword:
副腎腫瘍
,
副腎摘除術
,
経腹膜到達法
pp.698-702
発行日 2016年8月20日
Published Date 2016/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205767
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ポイント
・経腹膜到達法による開腹副腎摘除術の相対適応は副腎腫瘍サイズが6cmより大きく悪性が疑われる症例であり,絶対適応は12cmより大きい腫瘍や6cm以下でも周囲への浸潤や癒着が予測される症例と考える.
・副腎悪性腫瘍では周囲臓器および血管への浸潤,進展の可能性があり,泌尿器科専門医として周囲臓器も含めた深い解剖学的知識を身につけて手術に臨む必要がある.
・拡大手術を想定した皮膚切開を選択するのはもちろんのこと,術中の消化器外科医や血管外科医との連携も重要である.
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