画像診断
偶発性腎癌との鑑別が困難だった膿瘍型黄色肉芽腫性腎盂腎炎
迎 圭一郎
1
,
金子 克美
1
,
鈴木 徹
1
,
高崎 悦司
1
1獨協医科大学泌尿器科学教室
pp.638-640
発行日 1989年7月20日
Published Date 1989/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205030
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患者 70歳,女性。
主訴 下腹部痛。
初 診 1988年10月18日。
既往歴 1985年に,胃癌のため胃亜全摘除術を受ける。
家族歴 特記すべきこと無し。
現病歴 1988年6月初旬,下腹部痛で近医を受診した。腹部超音波検査,腹部CT検査,DIP検査にて左腎に占拠性病変を指摘され,当科に紹介され精査,治療の目的で入院となった。
検査所見 血液一般,血液生化学および尿検査では,軽度の貧血と尿沈渣で赤血球1〜2/数視野,白血球3〜4/毎視野,尿細菌培養でE.coliが陽性(105/ml以上)であった以外は正常。
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