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講座
放射線診断技術の治療への応用(5)—経皮的腎瘻術による結石の治療
Applications of Interventional Radiology to Urology (5):Nephroureterolithotomy via the Percutaneous Nephrostomy Truck
棚橋 善克
1
Yoshikatsu Tanahashi
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
pp.951-957
発行日 1984年11月20日
Published Date 1984/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203918
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はじめに
尿路結石の内視鏡的治療は,膀胱結石については古い歴史をもつているが,上部尿路結石については確実な方法がなかつた。しかし,X線透視装置,超音波診断装置の併用により,水腎のない腎盂へも安全・確実に経皮的腎瘻作製が可能となつたことから,上部尿路結石の内視鏡的摘出方法が急速に発展してきた1〜4)。
わが国においても,斉藤ら5)の報告以来いくつかの施設で試みられるようになつてきた。私たちもすでに175例の症例を経験し,その安全性および有用性について十分に確認することができたので6〜9),ここにその一端を解説する。
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