Japanese
English
特集 尿路性器癌の化学療法
睾丸腫瘍の化学療法
Chemotherapy for Advanced Testicular Cancer
古武 敏彦
1
,
三木 恒治
1
Toshihiko Kotake
1
,
Tsuneharu Miki
1
1大阪府立成人病センター泌尿器科
1Department of Urology, The Center for Adult Diseases
pp.481-489
発行日 1984年6月20日
Published Date 1984/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203823
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睾丸腫瘍の化学療法は1960年のLiら1)によるアクチノマイシンD(ACD),クロラムブシル,メトトレキセートによる三者併用療法に始まる。その後幾多の変遷を経て,シスプラチン〔cis-Diam-minedichloroplatinum(Ⅱ),cis-platinum,CDDP〕の登場により,その治療成績は飛躍的に向上し,従来極めて難治性であつた進行性睾丸腫瘍も今や完全治癒を期待しうる悪性腫瘍の1つになりつつある。本稿においては,睾丸腫瘍の概要および,化学療法における問題点をわれわれの経験と文献的考察の両面より記述する。
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