特集 泌尿器科診療ベストNAVI
Ⅱ 疾患・病態の診療
7 腫瘍
腎腫瘍
089 腎芽細胞腫(ウィルムス腫瘍)
松井 善一
1
,
佐藤 裕一
1
1東京都立小児総合医療センター泌尿器科
pp.258-260
発行日 2013年4月5日
Published Date 2013/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103158
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1 はじめに
腎芽腫(Wilms腫瘍)の5年生存率は,この半世紀で30%から90%へと飛躍的に向上した。これは,麻酔管理・手術技術・画像診断・病理組織診断の向上,放射線・化学療法などの集学的治療の進歩,および大規模多施設共同スタディグループの成果によってなされた。現在の課題として,分子生物学的要素を加えたリスク分類と,それに基づく,より低侵襲な治療戦略および新規抗腫瘍薬の導入が研究されている。
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