小さな工夫
手製のsingle port-accessデバイスによる腹腔鏡下副腎摘除術
坂本 亘
1
,
葉山 琢磨
1
,
石井 啓一
1
1大阪市立総合医療センター泌尿器科
pp.264-265
発行日 2010年3月20日
Published Date 2010/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101923
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Single port accessによる腹腔鏡手術は,傷の目立たない臍部に小切開を置き,single port access用の特殊なデバイスや,屈曲する特殊な鉗子を用いて行うものである。本邦ではこのデバイスは2009年12月にSILS Port(COVIDIEN)として認可されたが,それ以前にわれわれは手製のデバイスを作成し1),通常の腹腔鏡鉗子で,2例の小さな副腎腫瘍(アルドステロン症,褐色細胞腫)に手術を行った。
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