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セミナー 泌尿器科領域における手術部位感染・1【新連載】
泌尿器科領域におけるSSI(Surgical site infection)の現状と特性
Current status and characteristics of surgical site infection(SSI)in the urological field
松本 哲朗
1
Tetsuro Matsumoto
1
1産業医科大学泌尿器科
キーワード:
周術期感染防止
,
予防的抗菌薬投与
,
ガイドライン
Keyword:
周術期感染防止
,
予防的抗菌薬投与
,
ガイドライン
pp.421-425
発行日 2009年5月20日
Published Date 2009/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101751
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要約 周術期感染防止に関する知識や技術の向上は重要な問題であるが,感染予防も重要である。周術期感染防止目的の抗菌薬の役目は,個体の感染防御能力を上回らない菌量に抑えることであり,安全性の高いペニシリン系薬や第1~2世代セフェム薬などを基本とする。尿路を開放する手術や腸管利用尿路変向術を伴う手術では,PIPC/TAZやセファマイシン系薬などを考慮する。投与期間は,手術日を含め3日以内とし,清潔手術,体腔鏡手術では単回あるいは単日投与,準清潔手術では2~3日間投与とし,腸管利用尿路変向術を伴う手術では最長4日間とする。
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