Japanese
English
特集 消化器外科のドレーン管理を再考する
Surgical site infection(SSI)対策としてのドレーン
Drain for the prevention of incisional surgical site infection
吉松 和彦
1
,
横溝 肇
1
,
大谷 泰介
1
,
大澤 岳史
1
,
金 達浩
1
,
碓井 健文
1
,
塩澤 俊一
1
,
小川 健治
1
Kazuhiko YOSHIMATSU
1
1東京女子医科大学東医療センター外科
pp.318-322
発行日 2012年3月20日
Published Date 2012/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103980
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【ポイント】
◆消化器外科手術におけるSSI発生率は比較的高く,大腸手術では創感染の比率が高い.
◆創感染予防には一次治癒が不可決であり,閉鎖吸引式皮下ドレーン留置や真皮縫合によって正確な組織修復がもたらされる.
◆RCTやメタアナリシスでは,皮下ドレーン留置が創感染の減少に有用というエビデンスはないが,創感染の高リスク手術で皮下ドレーン留置や真皮縫合の有用性が観察されている.
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