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特集 泌尿器切除標本の取り扱い方―私たちはこうしている
術中迅速組織診断のための切除標本の取り扱い方
Management of the resected specimen for intraoperative rapid histopathological diagnosis
西谷 真明
1
,
金山 博臣
1
Masa-aki Nishitani
1
,
Hiro-omi Kanayama
1
1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部先端医療創生科学講座泌尿器科学分野
キーワード:
迅速組織診断
,
泌尿器疾患
,
凍結組織
Keyword:
迅速組織診断
,
泌尿器疾患
,
凍結組織
pp.893-896
発行日 2005年11月20日
Published Date 2005/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100411
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要旨 術中迅速組織診断は泌尿器科では多くの場合,腫瘍の良悪性の判定,切除断端への癌の浸潤,リンパ節転移の有無を手術中に速やかに判定し,それらにより手術方針を決定することを目的としてなされる。そのため,術中迅速組織診断の結果が患者に与える影響は直接的で大きく,より正確な診断が要求される。しかしながら,術中迅速診断と永久標本による最終的な組織診断が必ずしも一致しない場合がある。そこで,診断精度をより高くするために泌尿器科医がなすべきこととして,病理医との緊密な連携とともに,術中迅速組織診断の手技およびその特性を理解することが重要である。
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