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特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために
後腹膜鏡下腎尿管手術を安全に行うために
Safety management for retroperitoneoscopic urological surgery
高橋 義人
1
,
横井 繁明
1
Yoshito Takahashi
1
,
Shigeaki Yokoi
1
1岐阜大学大学院医学研究科泌尿器科分野
キーワード:
腹腔鏡手術
,
手術手技
,
開腹移行
Keyword:
腹腔鏡手術
,
手術手技
,
開腹移行
pp.643-648
発行日 2005年8月20日
Published Date 2005/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100371
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要旨 後腹膜鏡下腎尿管手術の手術手技について,合併症回避,出血回避の観点からポイントをまとめた。すべての手順手技に合併症が起こりうること,手術開始前から合併症回避の準備をしておく必要があることを強調した。血管処理については,十分な剝離,適切な血管遮断器具が重要である。偶発的な出血のみに使用する器具もあり,腹腔鏡手術に関する器具のさまざまな情報に習熟しておくことが対策に通じることを述べた。腹腔鏡手術遂行の可否に関する判断は,手術遂行グループとしての技量を勘案して各手術手順遂行に要した時間,出血の仕方,出血量から判断する必要があることを述べた。
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