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特集 泌尿器科体腔鏡下手術を安全に行うために
腹腔鏡下腎・副腎手術を安全に行うために
Laparoscopic nephrectomy and adrenalectomy:When conversion to open surgery should be considered?
溝口 裕昭
1
,
花田 麻里
1
,
牟田口 和昭
1
,
梶原 充
1
Hiroaki Mizoguchi
1
,
Mari Hanada
1
,
Kazuaki Mutaguchi
1
,
Mitsuru Kajiwara
1
1中津第一病院泌尿器科
キーワード:
腹腔鏡下腎摘除術
,
腹腔鏡下副腎摘除術
,
合併症
Keyword:
腹腔鏡下腎摘除術
,
腹腔鏡下副腎摘除術
,
合併症
pp.637-641
発行日 2005年8月20日
Published Date 2005/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100370
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要旨 1996年6月から筆者らが関わった腹腔鏡下手術243例のうち,40例(16.5%)に術中合併症といえるトラブルが生じ,20例(8.2%)が開放手術に移行した。出血によるもの8例,癒着によるもの7例,術者の技術的な問題によるものが5例である。ここでは腹腔鏡下腎・副腎摘除術に関する術中トラブル26例について検討した。腹腔鏡下腎・副腎手術を安全に行うために導き出された結論は2つである。一つには既往歴,術前画像診断などから癒着のない症例を選択すること,一つには腹腔鏡用器具はその特性を正しく認識して適切に使用することである。
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