特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
H.超音波診断法
■各種臓器の超音波診断
【腎】
74.超音波検査で腎を上手に描出するコツと基本的読影法について教えて下さい。
西村 憲二
1
1兵庫県立西宮病院泌尿器科
pp.260-263
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100121
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1 はじめに
超音波検査は非侵襲的検査の代表的なものであり,今日の泌尿器科診療においては必要不可欠なものとなっている。その簡便性ゆえに,超音波検査そのものの特徴や解剖学的構造を十分理解せずに検査が行われがちである。特に腎に関しては,結石の仙痛発作で身動きができずKUBも撮ることのできない症例や経皮的腎瘻造設術を行う場合などは,検者の敏速かつ正確なテクニックが要求される。
そこで本稿では,腎の解剖学的特徴や構造を述べたうえで走査法のポイントに関して言及する。
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