特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
H.超音波診断法
■各種臓器の超音波診断
【陰囊内容】
81.超音波検査で陰囊内容を上手に描出するコツと基本的読影法について教えて下さい。
大森 聡
1
,
近田 龍一郎
1
,
藤岡 知昭
1
1岩手医科大学泌尿器科
pp.284-287
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100128
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1 はじめに
陰囊内には精巣,精巣上体,精管,精索が存在する。これら陰囊内容は体表に近い部位に存在することから,超音波による画像診断のよい適応と考えられる。陰囊内容の超音波検査には通常7.5 MHz程度の高周波数リニア探触子が用いられる。精巣腫瘍などで腫瘤が大きな場合は5 MHz程度のコンベックス型の探触子が有用である場合がある。
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