特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
H.超音波診断法
■各種臓器の超音波診断
【膀胱】
76.超音波検査で膀胱を上手に描出するコツと基本的読影法について教えて下さい。
野田 賢治郎
1
,
相澤 卓
2
1東京医科大学八王子医療センター泌尿器科
2西東京中央総合病院泌尿器科
pp.268-270
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100123
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1 はじめに
膀胱超音波断層法は,血尿や排尿障害を有する症例が主たる対象となる。簡便で非侵襲的検査のためスクリーニングに適しており,日々の泌尿器科診療において積極的に施行されるべきである。対象疾患は主に腫瘍で,その存在および深達度診断が可能である。そのほか,結石,憩室なども対象となる。また,推定残尿量の算出にも用いられる。アプローチには,経腹壁,経尿道,経直腸的走査法があるが,本稿では経腹壁的超音波断層診断法について述べる。
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