Japanese
English
症例報告
結節性類天疱瘡の1例
A case of pemphigoid nodularis
足立 準
1
,
庄田 裕紀子
1
,
羽白 誠
1
Jun ADACHI
1
,
Yukiko SHODA
1
,
Makoto HASHIRO
1
1関西労災病院皮膚科
1Department of Dermatology, Kansai Rohsai Hospital
キーワード:
結節性痒疹
,
類天疱瘡
,
結節性類天疱瘡
Keyword:
結節性痒疹
,
類天疱瘡
,
結節性類天疱瘡
pp.883-885
発行日 2001年10月1日
Published Date 2001/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903719
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症例は83歳,女性.75歳頃より瘙痒性丘疹が出現してきた.5か月後,難治性の口腔内びらんが出現し,丘疹はその後長年にわたって結節性痒疹の像を呈していた.8年後,激しい痒みとともに結節部のびらんと紅斑部や正常皮膚面に水疱形成が認められた.水疱部の生検組織にて表皮真皮境界部にIgA,IgG,IgM,C3の線状沈着が認められた.これらの所見より結節性類天疱瘡と診断した.治療はステロイド内服(プレドニン®)が有効であった.
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