Japanese
English
症例報告
結節性類天疱瘡の1例
A case of nodular pemphigoid
永岡 譲
1,2
,
岸本 恵美
1
,
土屋 知子
1
,
松尾 光一
1
,
滝澤 三久
1
,
佐藤 佐由里
1
,
轟 葉子
1
,
守屋 修二
1
,
江藤 隆史
1
Yuzuru NAGAOKA
1,2
,
Megumi KISHIMOTO
1
,
Tomoko TSUCHIYA
1
,
Koichi MATSUO
1
,
Mitsuhisa TAKIZAWA
1
,
Sayuri SATO
1
,
Yoko TODOROKI
1
,
Shuji MORIYA
1
,
Takafumi ETOH
1
1東京逓信病院皮膚科
2国立療養所多摩全生園皮膚科
1Department of Dermatology, Tokyo Teishin Hospital, Tokyo, Japan
キーワード:
水疱性類天疱瘡
,
結節
,
丘疹
,
結節性類天疱瘡
Keyword:
水疱性類天疱瘡
,
結節
,
丘疹
,
結節性類天疱瘡
pp.723-725
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102086
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要約 64歳,男性.四肢と体幹に多発し,激しいかゆみを伴う丘疹と結節に対してステロイド外用薬や抗アレルギー薬内服により治療を受けていたが,再発を繰り返した.今回,下腿の丘疹の増悪・増数とともに緊満性水疱も出現した.病理組織像は水疱部では表皮下水疱で好酸球浸潤を認め,丘疹部では軽度の表皮肥厚と真皮上層への好酸球浸潤を認めた.蛍光抗体直接法では水疱部および丘疹部いずれにおいても表皮真皮境界部にIgGとC3の線状の沈着が認められた.また,蛍光抗体間接法でもIgGとC3の沈着が認められた.以上により結節性類天疱瘡と診断した.
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