Japanese
English
症例報告
アストモリジンD®による薬疹の1例
A case of drug eruption due to Asthmolysin D®
中村 康博
1
,
永山 博敏
1
Yasuhiro NAKAMURA
1
,
Hirotoshi NAGAYAMA
1
1上都賀総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Kamitsuga General Hospital
キーワード:
薬疹
,
気管支拡張剤
,
プロキシフィリン
,
フェノバルビタール
,
パッチテスト
Keyword:
薬疹
,
気管支拡張剤
,
プロキシフィリン
,
フェノバルビタール
,
パッチテスト
pp.315-317
発行日 2001年4月1日
Published Date 2001/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903517
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37歳,女性.気管支喘息の加療目的でプロキシフィリン,フェノバルビタール,塩酸エフェドリン合剤(アストモリジンD®)ほか数種類の薬剤を内服開始し,約1か月後,発熱,頭痛に引き続いて全身に紅斑が出現した.検査所見上,肝機能障害を伴った.皮疹はステロイド内服および外用にて約1か月後に軽快した.薬剤添加リンパ球刺激試験(DLST)ではフェノバルビタールが陽性で,パッチテストではプロキシフィリン,フェノバルビタールが陽性であった.内服誘発試験は施行できなかった.
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