Japanese
English
症例報告
無菌性髄膜炎を併発した薬疹の1例
A case of drug eruption associated with aseptic meningitis
岩崎 和美
1
,
中山 英俊
1
,
三原 基之
1
,
吉村 禎二
2
,
岩本 好吉
2
Kazumi IWASAKI
1
,
Hidetoshi NAKAYAMA
1
,
Motoyuki MIHARA
1
,
Teiji YOSHIMURA
2
,
Koukichi IWAMOTO
2
1鳥取大学医学部皮膚科学教室
2鳥取大学医学部第二内科学教室
1Department of Dermatology, Tottori University School of Medicine
22 nd Department of Internal Medicine, Tottori University School of Medicine
キーワード:
薬疹
,
無菌性髄膜炎
,
フェノバルビタール
Keyword:
薬疹
,
無菌性髄膜炎
,
フェノバルビタール
pp.1118-1120
発行日 1997年12月1日
Published Date 1997/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902387
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40歳,女性.自律神経整調剤である,ベレルガル®内服後,発熱,皮疹,肝障害,無菌性髄膜炎が出現.パッチテストでベレルガル®とベレルガル®の成分であるフェノバルビタールの製剤フェノバール®に陽性.DLSTにてベレルガル®とフェノバール®陽性.種々のウイルスの血清学的検査結果と臨床症状ならびに臨床経過より,本例はフェノバルビタールによる薬疹,肝障害と診断し,無菌性髄膜炎もフェノバルビタールによるものと考えた.
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