Japanese
English
症例報告
限局性類天疱瘡の1例
A case of localized bullous pemphigoid
木村 育子
1
,
稲積 豊子
1
,
木村 俊次
1
Ikuko KIMURA
1
,
Toyoko INAZUMI
1
,
Shunji KIMURA
1
1国家公務員共済組合立川病院皮膚科
1Division of Dermatology, Kyosai Tachikawa Hospital
キーワード:
限局性類天疱瘡
Keyword:
限局性類天疱瘡
pp.413-415
発行日 1999年5月1日
Published Date 1999/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902898
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76歳の男性.頭頂部に限局した類天疱瘡の1例を報告した.拇指頭大の緊満性水疱部より生検を行い,病理組織学的には表皮真皮境界部に解離を認め,真皮内に好酸球を混じる細胞浸潤がみられた.皮疹部の蛍光抗体直接法では基底膜部にIgGとC3が線状に沈着していた.蛍光抗体間接法では160倍陽性であった.現在,0.05%酪酸クロベタゾン軟膏外用および黄連解毒湯エキス内服にて水疱新生はほとんどみられない.
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