Japanese
English
症例報告
フルタミドによる光線過敏型薬疹の1例
A case of photosensitive drug eruption caused by flutamide
洙田 由美子
1
,
野本 正志
1
,
荒瀬 誠治
2
Yumiko NAMEDA
1
,
Masashi NOMOTO
1
,
Seiji ARASE
2
1高知県立中央病院皮膚科
2徳島大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kochi Prefectural Central Hospital
2Department of Dermatology, School ofMedicine, The University of Tokushima
キーワード:
フルタミド
,
光線過敏型薬疹
Keyword:
フルタミド
,
光線過敏型薬疹
pp.221-223
発行日 1997年3月1日
Published Date 1997/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902116
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68歳,男性.前立腺癌のホルモン療法として,非ステロイド性抗アンドロゲン剤のフルタミド(オダイン®)を内服,2か月後より露光部に紅斑が出現した.光パッチテストおよび内服照射試験で陽性所見が得られたため,フルタミドによる光線過敏型薬疹と診断した.フルタミドは,日本では1994年より発売されている新しい前立腺癌の治療薬である.今後,光線過敏症の原因薬剤の一つとして留意する必要があると思われた.
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