Japanese
English
症例報告
類天疱瘡の治療として投与したミノサイクリンによる薬剤性肺臓炎の1例
Drug-induced pneumonitis due to minocycline for the treatment of bullous pemphigoid
白浜 茂穂
1
,
古川 福実
1
,
青木 礼
1
,
瀧川 雅浩
1
Shigeho SHIRAHAMA
1
,
Fukumi FURUKAWA
1
,
Rei AOKI
1
,
Masahiro TAKIGAWA
1
1浜松医科大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hamamatsu University School of Medicine
キーワード:
類天疱瘡
,
ミノサイクリン
,
薬剤性肺臓炎
Keyword:
類天疱瘡
,
ミノサイクリン
,
薬剤性肺臓炎
pp.218-220
発行日 1997年3月1日
Published Date 1997/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902115
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83歳男性の類天疱瘡の患者に,治療としてミノサイクリンを投与した.若干の皮疹の軽快をみたが,発熱,呼吸困難が出現し,経過よりミノサイクリンによる薬剤性肺臓炎と考えた.近年,類天疱瘡に対するミノサイクリンの有効性が報告されている.しかし,時に重篤な副作用をきたすこともあり,慎重な投与が必要であると考えられた.
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